隠れた主役? ビーバーが登場するおすすめアニメ・映画特集

ビーバーは、作品の主役として登場する例は多くありませんが、バイプレイヤーとして、さまざまな作品に登場しています。
全てを列挙することは難しいため、本記事では実際に確認した作品の中から、印象に残った作品を中心に紹介しています。

キャラクターの解釈や表現は作品ごとに異なりますが、ここではビーバーの見た目や行動、生態といった要素が感じられる作品を中心に取り上げています。ビーバーが登場する作品で「こんなのもあるよ!」という情報があれば、ぜひ教えてもらえるとうれしいです。

随時更新予定。

短編アニメ

秋(Autumn)

1930年に制作されたディズニーの短編アニメ。アブ・アイワークス監督。
食べ物を探すさまざまな動物たちを描いた作品で、ビーバーも一部登場します。
ただし、牙が生えた姿で描かれており、実際のビーバーの見た目とは異なります。
ディズニー初期のビーバー表現として、資料的な価値がある一本です。

The Busy Beavers

1931年にウォルト・ディズニーが制作した短編アニメ。

注目したいのは、1931年にビーバーのダムが洪水を防ぐ様子が描かれている点です。
制作側に意図があったかどうかはわかりませんが、現代でよく知られる「ビーバーの洪水防止効果」が、90年以上前の映像作品にすでに登場していたことになります。
研究論文として広まるより前から、この働きはなんとなく知られていたのかもしれません。

前年の『秋』と比べると、ビーバーの顔や動きがよりリアルに近づいています。
とはいえ見た目は顔が白く、どちらかといえば初期のミッキーマウスに近い印象。それでも動きは可愛いです。
作中には尻尾に物を乗せて運ぶ描写がありますが、実際のビーバーがこの行動をとることはほぼありません。
アニメーションならではの誇張表現とも考えられますが、1928年出版の『シートン動物誌(Lives of Game Animals)』の記述が影響している可能性もあります。

ビーバーの敵討ち(The Bear and the Beavers)

1942年制作。MGMのBarney Bearシリーズの一本です。

ドナルドの森林警備隊

1945年制作のディズニー短編アニメ。

茶色の小瓶

『スクリーン・ソングズ』シリーズの一本。1948年制作。
「ポパイ」や「スーパーマン」で知られるフレイマス・スタジオによる作品です。
ビーバーの作ったリンゴ酒が川に流れ出し、それを飲んだ動物たちが次々に酔っ払っていくというストーリー。

海外アニメ

ぼくらベアベアーズ


『私がビーバーになる時』の監督のアニメ作品。
第20話「やりすぎトートライフ」にビーバーが初登場するエピソードがあります。

日本アニメ

シートン動物記

第39話「ポプラの森のビーバー
」に登場。親から離された子ビーバーの姿が描かれます。

ビーバーの生態がわかりやすく描かれています。


おでかけ子ザメ


アニメのオリジナルキャラクターとして、第51話、第55話がメイン回、第59話、第60話のエンディングに登場します。


youtubeで公開中(2026/04/30確認)


第51話「小さなダム」

ビーバー相撲が可愛い!色々なものをダムの素材にしようとするビーバーらしい一面が描かれている。
大人ビーバーの歯がオレンジ色(重要ポイント!)なのも、こだわりが感じられて嬉しい。

第55話「おでかけチビーバー」

ビーバー回収のような描写。ビーバーをちゃんと観察して描いていることがわかり嬉しい。

ドキュメンタリー

ビーバーバレーで(Beaver Valley)

1950年公開。ウォルト・ディズニー製作。
第1回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞。

比類なき大自然

アメリカ国立公園 第3話「ビッグ・ベンド国立公園」に登場します。
テキサスの激しい鉄砲水にも負けず、ダムを作り続けるビーバーの姿が記録されています。ビーバーのシーンは16分頃と38分頃、合計10分程度。映像の美しさも特筆もの。おすすめ。

長編映画

別記事で詳しく説明する予定です。

わんわん物語

1955年公開。ディズニー製作。

ドクター・ドリトル2

2001年公開。

ナルニア国物語

2005年公開。

アイス・エイジ2

2006年公開。

オープン・シーズン

2006年公開。

野生の島のロズ

2024年公開。ドリームワークス・アニメーション制作。
無人島に不時着したロボットが、ガンの雛を育てる中でお互いに成長していく物語。

まず、CGと水彩画が融合したような美しい映像に圧倒されました。もともと「ロボットが感情を持つ」という展開に弱いのもあって、その美しい映像と相まって深く感動しました。
作中にはたくさんの動物たちが登場しますが、特にビーバーが重要な場面で大活躍してくれたのが、ファンとしてすごく嬉しかったです。

ただビーバー警察を出動するなら、ビーバーの歯の描写が少し気になりました。
本来、ビーバーには犬歯がなくて、前歯(門歯)と奥歯(臼歯)の間に隙間があります。
そこに頬の内側が入り込んで「第二の唇」のように機能しているから、口を大きく開けても前歯以外は目立たないはずなのですが、作中では門歯以外の歯が目立って見えました。

とはいえ、それを差し引いても、私のお気に入り作品の一つになりました。

ズートピア2

2025年公開。ディズニー製作。詳しくは別記事に書きました。

私がビーバーになる時

2026年公開。詳しくは別記事に書きました。

番外編

変化球ビーバーたち。多様な表現のビーバーを見たいため、フィクションとして楽しんでいます。

けものフレンズ

ビーバーの擬人化キャラクターが登場するアニメ。生態をベースにした描写が見られます。

じゃがいぬくん

レモビーバーというキャラクターが登場します。

ラッコズ

ショートアニメ。不定期でビーバーが登場します。

それでも、愛してる

2011年に公開された映画。
うつ病を発症した主人公が、拾ったビーバーのぬいぐるみに声を当てる腹話術を通じて、発症以前のように人と話せるようになっていきます。
しかし、ぬいぐるみへの依存が深まるにつれ、終盤に思わぬ展開を迎えます。精神的にインパクトのある描写が含まれるため、苦手な方はご注意ください。

ゾンビーバー

2014年に公開された映画。
いわゆるB級映画ではありますが、エンディングのNGシーンのぬいぐるみのビーバーが可愛らしく見えます。
下ネタが含まれること、またゾンビーバーが人間に殺されるシーンがあるため、苦手な方は避けた方がよいです。

FEVER ビーバー!(Hundreds of Beavers)

2022年に公開された映画。着ぐるみのビーバーがたくさん登場します。
白黒の無声映画ですが、ストーリーはわかりやすく、深く考えなくても楽しめる作品です。
サイレント映画や『トムとジェリー』のような古典的なドタバタ劇、レトロゲームを思わせる雰囲気の中、次々と繰り出されるギャグの発想には感心させられます。

数々の映画賞を受賞し、各所で高い評価を得ている作品ですが、繰り返しのギャグや、やや下ネタも含まれているため、好みが分かれやすい作品だと感じます。
本来はビーバーを狩ることが目的の映画なのですが、気づけばビーバー側を応援してしまっていました。
また、劇中で用いられている海狸香(ビーバーの分泌液を乾燥させたもの)でビーバーを呼び寄せる罠猟は、実際に行われていた手法です。

裸の銃を持つ男


1988年に公開されたコメディ映画。

劇中には「Nice Beaver」というセリフがあり、「beaver」という英単語が持つ性的なスラングを利用した下ネタになっています。
実際にビーバーが登場するのは、このギャグシーンのわずか数秒のみです。しかし現在でも、海外SNSでビーバーに関する投稿がなされると、このシーンのミーム画像が頻繁に引用されるほど定着しています。
2022年にはリブート版が公開され、劇中にビーバーは登場しないにもかかわらず、公式グッズとしてビーバーのポップコーンバケットが発売されました。

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